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スロースターター
まとわりついたガラス越しの光
石の体起こす

モザイクがはがれ落ちたら  
今にも飛び去る
 
スロースターター 
とっくに新しい景色だ
干したままの服 
小さくなるまで踏んづける

鉛色のいずこへ カラスは旅する
そんな朝焼け想う           

邪魔する北かぜを論破して
今にも飛び去る

スロースターター
群の中の一つじゃない
寝返りうつ先は
明日にもっとも近い幻

小さな中古車で アジアを越えた
ぬるい夏の花

チョークの音に混ざっていく
昼光色になる

スロースターター
ピンクチラシで溢れる頃
息を殺して
次の角のすれすれを睨む


猫「いずれ掲載するとか言っていた、歌詞をリメイクしたものだね」

僕「原曲は基本的に伏せさせていただく」

猫「小説が目立たないように敢えてこのタイミングで載せてるとみた」

僕「まぁそれもあるけど…八月は記事が少なすぎたからさ」

by cuckoo-clock | 2006-09-02 02:07 | 詞・小説もどき
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